ほとんどの方が水虫といえば足の裏にできて、痒くジュクジュクした症状だと思われてると思いますが、実際は水虫といってもさまざまな種類があり、足の裏だけでなく体のどの部分にもなる可能性があります。

水虫(足白癬)には主に『趾間型』『小水疱型』『角質増殖型』の3種類に分類されます。白癬菌が爪に寄生した水虫が爪水虫(爪白癬)です。

趾間型水虫(しかんがたみずむし)

指と指の間にできる水虫で、特に隙間が少ない薬指と小指の間に発症しやすく白くふやけて皮がむけたり、ジュクジュクしている。湿気の多い夏や梅雨時などに症状が出て、冬場は治まることが多い。

小水疱型水虫(しょうすいほうがたみずむし)

水ぶくれができる水虫。
湿気の多い夏や梅雨時に発症しやすく、足の裏に水疱ができて、強い痒みを伴う。

角質増殖型水虫(かくしつぞうしょくがたみずむし)

かゆみや痛みなどの自覚症状がなく、足の裏やかかとの角質が厚く硬くなる。爪水虫(爪白癬)と合併して発症することが多い。

爪水虫(爪白癬)

白癬菌(はくせんきん)が爪に感染、寄生した水虫。
爪が変色し、厚みが出て伸びにくく、巻き爪になりやすい。変形したりぼろぼろかけたり、爪の中にゴミが溜まりやすい。かゆみなどの自覚症状はほとんどない。